タイプを知って理解する

カウンセリング

休めていないことも

鬱病の時には疲れて何もできないというのはある程度の人が知っていますが、実はただただ休むということもうまくできなくなっている状態です。周囲から見れば疲れて何もできないというのが、どうしても休んでいる状態に見えてしまいますが、本人はゆっくりと休むことができていないことがあります。鬱病の時は症状が重すぎてうまく行動することも、うまく休むこともできない状態になっていることがほとんどです。周囲から見て何か活動していないように見えても、マイナス思考で常に考え続けていて、体力や気力をどんどん消耗し続けている状態になります。病院を受診し、医師からゆっくり休むように言われても、それがなかなかうまくできないというのがこの病気です。基本的に症状が重く行動量が減ってしまうことが多いので、動くことが少なくなる分、マイナス思考の傾向が強まります。そのため、無理をしない範囲で行動するということも大事です。なかなか行動ができない場合には、マイナス思考に傾きすぎるのを防ぐために抗不安薬を頓服で使用することが有効とされています。周囲は本人がうまく休めるような環境を作ってあげることが必要で、本人が迷惑をかけているのではと感じないように配慮してあげることが重要になります。鬱病はいくつかのタイプにわけられます。現在では世界的な診断基準に基づいた重症度による分類が主流ですが、専門的にはさまざまな種類があります。たとえば、ほとんど人が該当するのが過労性の鬱病です。自分の頭では疲れていないと考えていても、カラダはかなり疲労している状態です。症状は朝起きることができない、頭痛がするなどのサインが出ている場合があります。しかし、緊張状態を保ったまま仕事に熱中する人は、その身体疲労を自覚していない場合が多く発症につながります。また、50代や60代に見られるのが初老期タイプです。老年期も含めてこの年代は、退職や重要な役職の引退、さらに配偶者や友人の死が重なるなど社会的な消失体験が多い時期です。その上、何らかの病気にもなりやすく、鬱病になりやすい要因がそろっています。抑うつ症状以上に自律神経失調症状を訴える人も少なくありません。加えて、イライラする感情が強く、時間を待てない、ゆっくりと腰を下ろしておくことができないなど常に落ち着きがなく不安が高まった状態を示すことが多いです。ほかにも、痴呆性のタイプもあります。60代以上の鬱病の診断には認知症を併発していないか慎重に鑑別することが必要です。似た症状が出やすく、鬱病の治療途中で年齢的な変化が加わり、痴呆に移行していくケースもあります。

医者

再発防止のために

鬱病は再発しやすい病気のため、その防止策を見据えた病院選びが大事になります。精神科ソーシャルワーカーのいる病院は管理が行き届いており、リハビリにも力を入れています。症状が改善してから行う認知行動療法などに力を入れていることも多いです。

看護師

自分では気付きにくい

鬱病を発症すると気分の落ち込みや注意力散漫などの症状があらわれますが、自覚することが難しいため周囲の人が気付いて指摘するのが理想的です。鬱病と診断された後は慎重にカウンセリングし、経過を見ながら柔軟に治療を行なっていきます。

女性

申込は意外とあっさり

別の精神疾患の症状と区別するために鬱病治療は医師との話し合いから始まり、その中で今後の方針を決めていくことで治療は始まります。特に病院側で大きな手続きはないことが多いです。長期的な治療になるので費用面は無理のないように医師に相談しましょう。

ハート

治療をするうえで大切な事

鬱病治療は時間をかけてじっくりと行っていきます。その中で、日々の症状の変化に向き合うのは大変なこともありますが、症状に大きな波があるのは回復している証拠です。あまり不安にならずに、ゆったりとした気持ちで治療に取り組むことが大切です。